歯科医院というと、大人でも苦手で虫歯になっても行きたくない…と感じてしまう方も多いのではないでしょうか。子供になるとなおさらで、歯医者さん嫌いの子供も少なくありません。そのため歯科医院に行くと、院内の雰囲気からも安心感を与えるようにインテリアなどを工夫して、子供は治療中にアニメが見れるようなところもあります。
そんな歯科医院を象徴するロゴも、目で見て安心感のある優しいものでなければいけません。今回は、そのような優れた歯科医院のロゴを10個を厳選してご紹介します。
歯をモチーフにした歯科医院ロゴ選
歯科医院のロゴで真っ先に思い浮かぶのが「歯」をモチーフにしたロゴです。単に歯をアイコンのようにして使っているだけではなく、一工夫されているロゴが多くあります。
やすだ歯科のロゴ
やすだ歯科のロゴは、歯の形の中にYasudaの頭文字のYを描き、かつ「保存治療によりできるだけ歯を残す治療をする」という診療理念から若葉をイメージしているそうです。色も安心感の伝わるグリーンで若葉のイメージと合っており、全体的に落ち着いた感じがあることが安心感につながるロゴです。
くがやま井の頭通り歯科
「親しみやすくて、かといって幼稚になりすぎず、歯医者さんっぽくなくて、でも歯医者さんだってわからないとダメだなぁ、あとは、ある程度品があって、みんなが元気になる感じで…」というオーダーを友人のデザイナーの方に出して作られたロゴだそうです。オーダー通り、歯をモチーフにしながらも、ポップな印象でデザイン性の高いロゴになっています。
斉藤歯科医院のロゴ
「とにかくシンプルに」というオーダーを受けて、歯のシルエットと頭文字のSをモチーフに、余計なものをそぎ落としたデザインになったロゴだそうです。歯科医院の安心感を与えるポイントとして、洗練されたイメージだと先進的な治療が受けられそうで安心ということがあります。このロゴからは、そんな雰囲気が伝わってきます。
宮田歯科医院のロゴ
「歯」のオブジェクトを用いて、宮田歯科クリニックの開院と合わせて咲く花である「ハイビスカス」を表現したロゴだそうです。ハイビスカスの花言葉は「信頼」で5色のカラーリングは 幅広い年齢の方から信頼される歯科であり続けたいとの思いが込められているとのことです。しっかりコンセプトメイキングをして、作成されているロゴであることがわかります。
キャラクターをモチーフにした歯科医院ロゴ選
歯科医院のロゴには、親しみのあるキャラクターをモチーフにしたものも多いです。それは歯や歯磨きを連想させるキャラクターを使うことで、歯科医院であることを伝えたり、かわいいキャラクターで子供たちの不安を取り除く効果もあります。
さとみ歯科医院のロゴ
「歯が2本で手を繋いでいたり、コミュニケーションを取っているようなロゴ」というオーダで作られたロゴだそうです。高齢者の患者様が多い歯科医院ということで、1本でも多くの歯を残せるように、歯のキャラクターが歯ブラシを持って楽しそうにしているロゴはターゲットにもあっているロゴです。
よしどめ歯科 マルヤガーデンズのロゴ
こちらは「歯」という感じを、キャラクター化したロゴになっています。「歯の顔のマークも患者様の間で定着し、子供さんに評判がいいんです。それも嬉しいですね。バッジあげたら喜んでくれたりします」と説明されており、まさにキャラクターロゴを作成するメリットが活かされている例になっています。
佐藤デンタルクリニックのロゴ
「子供が喜びそうなかわいいイメージのロゴマーク」というオーダーで作られた、satoを目に見立ててニカッと笑う顔をシンボルマークにしたロゴになっています。医院名とキャラクターの2つの要素を、うまく組み合わせて1つのシンボルマークにまとめているクオリティの高いロゴです。
目黒パークサイド矯正歯科
医院のすぐ近くに、緑豊かな公園があるということで、「パークサイド」と医院名についているそうです。そして、矯正歯科の患者様は子供が多いということもあり、若葉のキャラクターと組み合わせたロゴになっています。「MEGURO」というロゴタイプの部分が矯正をイメージさせているのもポイントです。
動物をモチーフにした歯科医院ロゴ選
「歯」をモチーフにしたロゴ以外にも歯科医院でよく用いられるキャラクターが「動物」のモチーフです。これ動物から歯を連想したり、医療とや安心感と関連性のある動物を選んで、親しみやすいロゴに仕上げているものが多くあります。
しろくま歯科医院
しろくま歯科医院という名前から、白い歯、輝く歯をイメージして作られたロゴです。しろくまを北極を表現したブルーで囲み、北極星を見上げている構図に配置して、「ピカリ」と輝く星は、真っ白な歯を表しているそうです。かわいくも落ち着いた雰囲気で、まとまりの良いロゴです。
たけなか歯科クリニック
印象に残る鹿のモチーフ、歯科だから鹿!?という遊び心もあるそうですが、鹿の角は毎年生え変わり、その都度強く、大きくなっていくことから、たけなか歯科クリニックの向上や成長をイメージしており、鹿の角は昔から薬としても用いられていて、歯科医療に通じるものがあるそうです。そして、キレイな色使いは春夏秋冬、四季を表しており、季節を通じていつも患者さんと接していきたいという思いを表現しているということで、とても良く練って作られているロゴです。
まとめ
歯科医院1つをとってもさまざまな考えでロゴが作られていることに、驚かれた方もいるのではないでしょうか。歯科医院のコンセプト、院長をはじめそこで働くスタッフの想いによって、ロゴのデザインも変わってくることは当然ですが、今回紹介したロゴすべてに共通して言えることは、しっかりとコンセプトや想いを持って、それを制作サイドと共有して作られていることです。歯科医院のロゴに関わらず、そのような気持ちでロゴマークの制作にあたると素晴らしいロゴが完成することが、わかっていただけたのではないでしょうか。